DTF(オンデマンド転写)とは?メリットデメリットを解説

オリジナルTシャツやグッズを作りたいけど、どんなプリント方法があるか悩んでいる方はいませんか。
最近は、さまざまなプリント方法が登場し、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
その中でも、近年注目を集めているのが「DTFプリント」です。

この記事では、DTFプリントの特徴やメリット・デメリット、他のプリント方法との違いをわかりやすく解説していきます。

DTFプリントについて理解を深め、皆さんに合ったプリント方法を選んでみましょう。

□DTF(オンデマンド転写)とは?

DTFプリントとは、インクジェットプリントされた転写シートを熱プレスして生地に転写する印刷方法です。
世界的にはDTFと呼ばれており、DTFは”DirecttoFilm”または”DigitalTransferFilm”の略称です。
2020年頃から急速に普及し始め、今では幅広いアイテムに高品質で1枚からプリントできるようになりました。

1:鮮やかなフルカラー表現

DTFプリントは、水性顔料インクを専用フィルムにプリントし、熱プレスをかけて転写させる方法です。
そのため、従来よりも鮮やかで滑らかな質感のフルカラー表現が可能になりました。
ホワイトインクを使用することで、フルカラー・単色のデザインどちらもより発色の良さが際立ちます。

2:デザインの周囲にフチがつかない

従来の転写プリントでは、デザインの周囲にフチがつくケースがありました。\
しかしDTFプリントは、フチがつかずイメージそのままの仕上がりを実現できます。
そのため、ロゴやイラスト印刷・ワンポイント印刷に向いています。
また、袖やタグ印刷などに使われることも多いです。

3:他の印刷方法との違い

従来の転転写プリントでは、細かなデザインの再現が難しい場合もありました。

しかしDTFプリントなら、イメージ通りに細かなデザインを再現できます。
色落ちや生地の伸びによる割れにも強く、洗濯耐性が高いのも特徴です。

また、シルクスクリーンプリントは版を使用してプリントする手法であり、1色ごとに1枚の版が必要となるので、初期費用は高額になりますが、版を使い回すことが可能なため、大量注文時には1枚あたりのコストが非常に安くなるという利点があります。

一方、DTFプリントは1枚からでもリーズナブルです。
これは専用のフィルムに印刷するため、版が不要であることが理由です。
このため、少量の注文や多色のデザインにおいてもコストを抑えたプリントが可能となります。

シルクスクリーンプリントはフルカラープリントには対応していませんが、ラメやメタリックなどの特殊なプリントを施すことが可能であり、これらのデザインを希望する場合にはシルクスクリーンプリントが適しています。

また、インクジェットプリントもDTFプリントと同様に、少量からリーズナブルにプリントが可能な手法です。
この方法はTシャツに直接インクを吹き付けるため、版が不要であり、コストを抑えられます。
インクジェットプリントは綿100%の素材に適しており、ポリエステル素材にも対応可能なプリンターを使用すればプリントできますが、一般的には化学繊維へのプリントは難しいです。
一方、DTFプリントは素材に制限がなく、綿素材はもちろん、ポリエステルやナイロン素材にも対応しています。

風合いは、インクジェットプリントの方が柔らかい仕上がりになります。
DTFプリントはフィルムを圧着する性質上、どうしても貼り付けた感じの肌触りになりますが、インクジェットプリントは直接インクを吹き付けるため、プリント部分の肌触りが良く、着心地を損なうことがありません。

□DTFプリントのメリット・デメリット

DTFプリントには、魅力的なメリットがたくさんあります。

1:版なしで小ロットも格安

DTFプリントは、デザインを転写シートに直接プリントしていくので、版を作る必要がありません。
そのため、Tシャツ1枚など小ロットでもリーズナブルな価格で注文できます。
自分用にオリジナルTシャツを作りたい方や、友達同士で数枚だけ作りたい時にもぴったりです。

2:くっきりしたフルカラーで縁なしの仕上がり

入稿データを転写フィルムにインクジェットプリントでフルカラー印刷するので、鮮やかな色合いが表現でき、グラデーションもきれいに仕上がります。

また、従来の転写プリントでは縁ができてしまいますが、DTFプリントはデザイン部分のみに熱で溶けるパウダーを塗布し圧着させるため、縁なしでデザインを忠実に再現できます。

3:ナイロンやポリエステル素材もOK

DTFプリントは、幅広い素材に対応しているのも魅力です。
化学繊維はインクを弾いてしまうため、プリントするには下処理などが必要であったり、プリント方法が限られていたりします。

しかしDTFプリントなら、ポリエステルやナイロンなどの素材にも簡単にプリント可能です。

4:平らな場所ならどこにでもプリントできる

DTFプリントはシートを熱転写するプリント方法なので、平らな場所であればどこにでもプリントできます。
フードや袖、襟ぐりの近くなどにも印刷できるため、デザインの幅が広がります。

一方で、DTFプリントにはデメリットも存在します。

1:プリント部分の生地の風合いや通気性が損なわれる

DTFプリントはシートを貼り付けるプリント方法であるため、プリント部分の生地の風合いや通気性は損なわれてしまいます。

2:剥がれや割れのリスクがある

DTFプリントは耐久性が高いとはいえ、シートが剥がれたり割れたりする可能性もゼロではありません。

3:ぼかしやすかしを表現することが難しい

ぼかしやすかしを表現することは難しく、境界線がくっきりとしたデザインに向いています。

4:縫い目やジップなど平らでないところにはプリントできない

縫い目やジップなど平らでないところにはプリントできないのもDTFプリントのデメリットといえるでしょう。

□まとめ

DTFプリントは、鮮やかなフルカラー表現、細かなデザインの再現、幅広い素材に対応、小ロットでもリーズナブルな価格などのメリットがある一方で、プリント部分の生地の風合いや通気性が損なわれる、剥がれや割れのリスクがある、ぼかしやすかしの表現が難しい、平らでない場所にはプリントできないなどのデメリットもあります。
DTFプリントは、フルカラーのロゴ印刷やワンポイント印刷に向いており、袖やタグ印刷などに使われることも多いです。

DTFプリントの特徴を理解した上で、あなたのニーズに合ったプリント方法を選んでみてください。
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