オリジナルTシャツを安全にデザインするための著作権対策

オリジナルTシャツを作るときに、誰もが気になるのが著作権の問題です。
せっかくのデザインが、著作権侵害で販売できなくなったり、訴えられてしまったりするのは避けたいですよね。
この記事では、オリジナルTシャツ制作における著作権の注意点について解説します。

□オリジナルTシャツで著作権侵害になる例

オリジナルTシャツのデザインで、著作権侵害になるケースはたくさんあります。
例えば、ミッキーマウスを模倣したり、人気ブランドのロゴをそのまま使ったりすることは、著作権侵害に当たります。
また、有名な楽曲の歌詞をデザインに取り入れたり、他人の似顔絵を無断で使用したりすることも、法律違反となる可能性があります。
では、具体的にどのような点が問題になるのでしょうか。

1:元のイラストやキャラクターを連想させるデザインを作る

ミッキーマウスを参考に、手書きでオリジナルのキャラクターを描いたとしても、それが「モチーフ」や「模写」とみなされれば、著作権侵害になります。
たとえ、完璧な模写ではなく、多少アレンジを加えても、元のキャラクターを連想させるデザインは避けるべきです。

2:企業のロゴやパッケージを真似する

企業のロゴやパッケージを、そのまま模倣してTシャツのデザインにすることも、著作権侵害にあたります。
自作のデザインであっても、元のロゴやパッケージを連想させるものは、避けるべきです。

3:パロディTシャツを作る

パロディTシャツは、面白くて人気が高いですが、元のデザインをそのまま模倣してしまうと、著作権侵害となる可能性があります。
パロディであっても、元のデザインをアレンジして、オリジナル性を出すことが重要です。

4:歌詞や小説の一説をデザインに入れる

歌詞や小説などの著作物も、著作権の対象です。
楽曲の歌詞をそのままデザインに取り入れたり、小説の一説をデザインに組み込んだりする場合は、著作権者の許可が必要です。
ただし、固有名詞や一般的に使われている言葉は、著作権の対象とはなりません。

5:有名人など他者の似顔絵をデザインに入れる

他人の似顔絵をデザインに入れる場合、肖像権の侵害となる可能性があります。
たとえ、友人の似顔絵であっても、無断でデザインに使うことはできません。

□著作権侵害にならないデザインの作り方

では、どのようにすれば著作権侵害を避けて、安心してオリジナルTシャツを作れるのでしょうか。
いくつか方法があります。

1:著作権者の許可を得る

著作権者の許可を得れば、著作物を自由に使用できます。

2:完全オリジナルのデザインを作成する

オリジナルのデザインを作成すれば、著作権侵害の心配はありません。
自分でデザインを描く、イラストレーターに依頼する、写真や素材を組み合わせるなど、さまざまな方法でオリジナルデザインを作成できます。

3:家庭内利用に限定する

自分でデザインしたTシャツを、家庭内で着用する分には、著作権侵害にはなりません。
しかし、家庭内利用の場合でも業者が作成したものは著作権侵害に該当するので注意しましょう。
また、販売や譲渡などの営利目的で利用する場合は、著作権者の許可が必要です。

□まとめ

オリジナルTシャツ制作における著作権の問題は、デザインのモチーフやデザインの利用目的によって、判断が変わります。
安全なオリジナルTシャツを作るためには、著作権に関する知識をしっかりと理解し、著作権侵害にならないよう注意することが重要です。
この記事が、オリジナルTシャツのデザインに役立つ情報になれば幸いです。

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NICE Tシャツ広報部
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